この記事では、500冊以上の本を自炊し、様々な学習に活用してきた経験の中で、TOEIC学習に応用した例を紹介!
勉強したいけど、仕事・付き合い・趣味・家事などに追われ、時間がなく、いつまでたっても始められない、続けられないという悩みを抱えた方々に参考にしていただけたら幸いです。
TOEIC高得点にあこがれ、みんながおすすめするTOEIC公式問題集を買ってみた。
でも、日々の忙しさに追われて集中して勉強に取り組めず、気が付いたら1年、2年と時が過ぎてしまった。
あの時買ったTOEIC公式問題集はver2、今ではver.6が発売され、何となく最新版も買ってみたものの、やはり手はつかず・・・。
って悩みを抱えている方向けの記事です。
もちろん、勉強方法には向き不向きはあります。
この記事を読んで、何となくでもコレならやれそうと感じていただけた方は、参考にしてみてください!
■始められない・続けられない原因
①勉強時間がつくれない
→仕事・趣味・家族を大切にしている方は、1日24時間の中に、そもそも勉強時間をつくる余裕が無い。
だからといって、趣味・家族・友人付き合いを諦めてまで、勉強するのは違いますよね
・・・・と思ってます。
できる限り日常生活を犠牲にせずに勉強するには?ということを考え続けて、この記事の方法論に至ったという感じです。
②何を勉強するかの判断・準備に時間をつかってしまう
→参考書を準備して、何を復習して、何を新たに学ぶのかを決めるのには意外と時間がかかります。
この作業に分単位で時間がかかっていると、精神的なハードルが高くなり、時間がないから今日は勉強はできないな、というキモチになってしまう。
③誘惑に負ける
→言うまでもなく、誘惑は勉強最大の敵ですね。
誘惑=幸せ、だったりもするので、勉強のために極端にこれらを制限するのも違うよなっと私は思ってますけど。
■「机で勉強する」をあきらめる
勉強できない原因として上記①②③をあげました。
これらを解消できれば、勉強できる状態に近づけるはずですね。
結論は【「机で勉強する」をあきらめる】です。
私は家で机の上に参考書を開き勉強するということはあきらめました。
いや、やれよ。という方もいるかと思いますが、
私には無理です。
何度もやろうとしました。
できるときもありました。
でも、続かない。
私の中で、机で勉強するという方法は、「続かない」という結論が出てしまっています。
限られた人生の時間を、続かない可能性の高い努力のために使うことは、かなりリスキーと思います。
そこで、続けられることを重視した方法を考えた結果、下記①②③がかなり有効ということが分かりました。
①勉強時間がつくれない → 解決策:すきま時間で勉強する
②何を勉強するかの判断・準備に時間をつかってしまう → 解決策:勉強管理はアプリに任せる
③誘惑に負ける → 解決策:すきま時間は勉強に一点集中(すきま時間以外は誘惑に負けてもOK)
では何をすればいいのか、については下記で紹介
■すきま時間に一点集中する(TOEICの例)
・スマホを勉強道具にする(参考書(紙の本)で勉強しない)
すきま時間に勉強するためには、「持ち歩けること」と「どこでも使えること」が必須。
スマホの勉強道具化は、いろいろ試しましたが、最も良かったのが下記の方法です。
✔ TOEIC公式問題集を自炊(電子書籍化)
→でかくて重いTOEIC公式問題集を持ち歩いて、出かけ先で使うというのはほぼ無理。
学生ならまだしも、サラリーマンが電車の中でこれを開いて勉強していたら、ちょっと違和感でちゃいますよね。
なので、公式問題集を電子化して、スマホで読めるようにする必要があります。
【必要なもの】
・裁断機:本のカットに必要・・・例えば、DURODEX 自炊裁断機 ブラック 200DX
・スキャナー:電子化に必要・・・例えば、富士通ScanSnap iX1500
・電子書籍アプリ:電子書籍を読むのに必要
✔Ankidroidに一問ずつ登録する
→公式問題集を電子化して、電子書籍アプリで読みながら勉強するのは、ほぼ無理です。
すきま時間のわずかな時間で、問題のページを開き、解き終わったら解答ページに移動して、答え合わせし、解説を読む、というのはかなり大変で、すぐに諦めることになります。
そこでおすすめなのが、単語カードアプリのAnkidroid。
これに、一問一答形式でTOEIC公式問題集を登録することで、少しずつ解き進めることができるようになります。
定着レベル(理解した問題、理解できていない問題)も自動で管理してくれるので、何を勉強するべきかの判断・準備にかかる時間がほぼゼロにできます。
✔すきま時間を見つけて、スマホを開き勉強するクセをつける
→日常生活には何となく過ごしているすきま時間がたくさんあります。
あっ今スマホ開ける、と思ったタイミングにすぐにAnkidroidを開いて、「とりあえず一問でも解く」、ということを習慣化すると良いです。
すきま時間の例:通勤電車、エレベーターの待ち時間、入浴中、何かの順番待ち、ダウンロード中、ドラクエ11のルーラ中の読み込み時間・・・・等
【必要なもの】
・Ankidroid(ANKI):単語カードアプリ (Android, PC版は無料。iOS版は有料)
私はPC, Android, iOS版すべてもってます。
iOS版は、価値が分からないうちは高めに感じますが、私は現価格の10倍でも買っていいと思っています。
・PCでの画像編集スキル:Ankidroidに登録する際、電子ファイルの一部をカットする必要があります。特に難しくはないですが、PCに慣れていない方はハードルになる部分かと。私はWindows標準ソフトのSnipping Toolを使用しています。
・PCでの音声編集スキル:TOEIC公式問題集付属CDの音声ファイルをMP3に変換する必要があります。まぁ、やってみれば簡単。私の場合は、もともと持っていたソニー ステレオICレコーダー ICD-UX560F/Bに、MP3変換が可能なソフトSound Organizer2が付属されていたため、これを利用しています。
・防水ワイヤレスイヤホン:ワイヤレスイヤホンがあるとリスニングの勉強に便利です(コードがあると、からまりをほどいたり等、無駄な時間が増えるリスクがあります)。入浴中に勉強したい場合は防水性が必要。
私は、AVIOT TE-D01gvを通勤中や入浴中に使用しています。
■この勉強方法のメリット・デメリット
・メリット
どこでも、すきま時間(超短時間)で勉強できる
スマホでアプリを立ち上げるだけで勉強ができるため、勉強を始める、続けるハードルが低い。
定着レベルの管理を自分で判断・管理する必要がなく、何を復習するか、何を新しく学ぶかを判断するのに時間がかからない。
・デメリット
抽象的な概念について深く理解していくような学習には向いていない(逆に言えば、そもそもある程度分かっていることについて、ちょっとずつ知識を増やして、慣れていくことでさらなるスキルアップを図るような学習に向いています)
Ankidroidに登録する作業にそれなりの時間がかかる(結局、作業時間がかかるなら本末転倒と思うかもしれませんが、動画を見ながらなど、趣味時間中にながら作業でできるので、私は気になりません)
■まとめ
・机で勉強はスッパリあきらめる。
・すきま時間は短時間のため、即座に開始できる環境を整えることが重要(何をするかを決めておく、一つに絞る)。
・「すきま時間に、スマホでAnkidroidアプリを開いて、問題を解く」を習慣化。
・とにかく一問でも解く、の意識を持つ。
コメント