500冊以上の本の自炊に使用したツールと、感じたことを書きました。
これから電子書籍化をしようか迷っている方向け。
本が大好きで、たくさん買って読んできた。
けど、そろそろ保管スペースがなくなって、
本の取捨選択しないといけない。
でも、どの本もいつか読みたくなるかもしれないし、捨てられない。
なんとか取捨選択したところで、
また買えば増えていって、場所をとって、捨てないといけなくなる・・・。
本屋に行けば読みたい本はたくさんあるし、これからも面白い本がどんどん出てくるかもしれない。
でも、スペースは有限なんだよなぁ。
って悩みを抱えている方向けの記事です。
もちろん、紙の本の良さがあるのは分かっているけど、
本に家賃を払う余裕がある方は稀ですよね(汗)
私も、「捨てるよりはマシ」というキモチで始めましたが、自炊本はパソコンでの編集が可能になるなど、やってみて気が付いたメリットも多くあります。
■自炊(電子書籍化)ツール
私は下記を使って、約500冊自炊しました。
これらをそろえて、3-4年は経ちましたが未だ現役で使えています。
・スキャナ
富士通 シートフィーダスキャナ ScanSnap ブラック FI-IX500A-P
文句なしに使いやすい。
読み取り速度 25枚/分
(但し、読み取りモードによる。また、PCスペックによってはソフトウェア処理速度の方が遅くなる場合あり)。
タッチパネル操作機能を追加した新作ScanSnap iX1500が発売されています。
・裁断機
DURODEX 自炊裁断機 ブラック 200DX
専門書などの厚い本を裁断するには必要。
断裁厚が18mm、コピー用紙で200枚の断裁が可能。
刃がむき出しになっていないので比較的安全なものですが、小さいお子様には触らせないように気を付けたほうがいいかも。
・カッター
オルファ(OLFA) リミテッドNL ねじ式大型刃カッター Ltd-07
200枚以上の厚い本を分割したり、ハードカバーを切り取ったりするのに使う。
・カッティングマット
プラス カッターマット 両面 A3 300×450mm ライトグレー 48-583
カッター使うならあると便利。
・カッターガイド(定規)
タジマ カッターガイド スリム200 レッド 長さ200mm CTG-SL200R
安全にカッターを使用するならこれ。
・その他の備品
日本製紙クレシア キムワイプ S-200 mini 62015
富士通クリーナF1 FI-C100CF1
スキャナーの読み取り部が汚れてくると、スジ状の欠陥が出るため、数回に一度はこれらを使用して洗浄する必要あり。
まぁあまり気にしないが、大事な本を読み取るときは洗浄するようにしている。
■自炊本の読み方
・iPad proで読む
普通に読みたいだけのときのアプリ:i文庫HD
書き込んだり切り取ったりしたいときのアプリ:GoodNotes5
・スマホ(アンドロイド)で読む (iPhoneはi文庫s)
アプリ:xodo
■自炊本の内容を暗記したいときの便利なアプリ
PC, Android, ios:Ankidroid(ANKI)
単語帳の概念を拡張したようなツール。もうこれなしでは学習できないレベルで使ってます。
ios:暗記マスター
マークした部分を隠して、テストができるアプリ。
間違えたとこだけを繰り返したりできる。
■自炊のメリット・デメリット
・メリット
いつでも持ち歩ける。
→私は500冊の本をスマホにいれて持ち歩いている。
いつまでも保存できる。
→各種ストレージを利用することで、スペースを気にせずいつまでも保存可能
(ただし、バックアップ必須)。
学習を効率化できる。
→上記、学習アプリ等を活用することで、TOEICや資格試験等の膨大な暗記が必要な学習を効率化することができます。私もTOEIC公式問題集や英単語帳を電子書籍化し、Ankidroid(音声も入れられる)でコツコツ学習しています。
・デメリット
存在感がなくなる。
→たまに買ったことすら忘れる。
→習慣化アプリなどで管理すれば解決。
本の内容によっては、向き不向きがある。
→解答が巻末にあるような問題集類は使いにくい。
(解答ページをたまに見ながら、読み進めるとかが電子書籍だとやりにくい ・・・・デバイス2つ使えば解決? Ankidroidを活用するのも手)
■まとめ
電子書籍は、読む手段としては、まだ欠点はあるかもしれない。
けど、スマホ=書庫 になりどこでも読める、ほぼ無限に保有できる(捨てなくてよい)、編集できる、勉強アプリなどを活用することで学習を効率化できるなど、多くのメリットがあり、「電子書籍に慣れる」ことを選ぶのもアリではないかと思ってます。
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